去る11月29日、30日に岡山県笠岡市で開催されました、RC電動グライダー競技の最高峰「F5B」の日本選手権におきまして、当社モーター基礎研究所が開発したモータを搭載する機種が、優勝・準優勝・3位と上位を独占し、Nidecモータは初出場だった昨年からの連覇、および2年連続上位独占の快挙を成し遂げました。

2年連続上位独占
▲フラティニ・レモ選手と当社ブラシレスモータ


(1)RC電動グライダー競技「F5B」とは

 RC電動グライダー競技「F5B」は、自動車レースで例えればF1に相当するレースです。
競技は距離タスク、滞空タスクの2種で構成され、その総合で勝敗を競います。距離タスクは、モータによって垂直に上昇した後、パワーを停止させ、150mの間を滑空で往復。高度が低下したら再度モータによって上昇させます。これを200秒繰り返し、何回往復できるかを競うものです。滑空時の最高速度は300km/h に達します。距離タスクの後は高度を上げて、無動力で10分の滞空飛行を行います。

RC電動グライダー競技の最高峰「F5B」
▲RC電動グライダー競技の最高峰「F5B」


(2)F5B向けモータについて

 グライダーの機体は翼長2m、重量2kgです。モータをグライダー胴体に収容するためには、直径39mm以下に抑え、且つ機体・電池等の重量配分から、重量もわずか325gに抑えなければなりません。これらの制約の中で、当社のモータにはインナーロータを採用し、回転速度を高めて遊星ギヤで減速することで出力を確保しました。
モータの性能を評価する目安の一つである、重量あたりの出力を表すパワーウエイトレシオでは、当社のモータは単位重量あたりの出力8kW/kgを実現しており、F1エンジンの6kW/kgを超えております。

F5B用ブラシレスモータとECU
▲F5B用ブラシレスモータとECU

当社ブラシレスモータ搭載のグライダー
▲Nidecモータ搭載のグライダー

 

今回の成果を踏まえ、今後も更なる小型・高性能・高効率モータの開発に邁進し、地球温暖化を防ぐべく世界の消費電力の削減を通じて社会に貢献してまいります。