7月22日~23日、日本電産中央モーター基礎技術研究所は、神奈川県川崎市立川崎高等学校附属中学校の2年生4名を対象に職場体験を実施しました。

2日間の職場体験プログラムでは、クリップモータ制作や無響室でのヘアドライヤーの騒音測定、X線CTスキャンを用いた製品の内部観察を体験していただきました。その他にも、3D CADソフトを用いたモータの立体図面作成、モータ制御(プログラミング)などの技術系業務や経理・総務といった事務系業務、日本電産グループの行動規範である3Q6S※に基づく職場パトロール活動を体験していただきました。生徒の皆さんは試行錯誤しながら仕事に取り組まれていました。

生徒の皆さんからは「クリップモータづくりでは銅線の巻き数を変えて速く回るように工夫した。少し改良しようとすると不具合が発生してしまいとても大変だったが、出来たものは驚くような動きをするものもあり、とても面白かった」や、「思っていたよりも“仕事”は大変だった。仕事をしている大人はすごいと思った」などの感想をいただきました。

当研究所は今後も社会の一員として、ものづくりの面白さや楽しさを次世代に伝える活動を行ってまいります。

※3Qとは、良い社員(Quality Worker)、良い会社(Quality Company)、良い製品(Quality Products)を表し、6Sは一般的な5Sに”作法”をプラスした”整理、整頓、清掃、清潔、作法、躾”を表します。


   

クリップモータづくり              無響室の見学

X線CTスキャンを用いた製品の内部観察