私たちの目指すCSR

CSRマネジメント

NIDECグループは、ISO14001※1 やISO45001※2 のような認証規格に加え、RBA(責任ある企業同盟)に則った人権、労働、倫理、安全衛生、環境、社会貢献分野における総合的なCSRマネジメントシステムを運用しています。

※1 ISO14001 環境マネジメントの要求事項を定めた国際規格
※2 ISO45001 労働安全衛生マネジメントシステムの要求事項を定めた国際規格

グローバル5極経営管理体制

NIDECグループは、日本、中国、アジア、米州、欧州(含む中東・アフリカ)を「グローバル5極」と位置付け、管理体制を強化しています。中国、米州、欧州には地域統括会社を設置済みで、アジアへの設置も予定しています。そして、経営管理監査、コンプライアンス管理、リスク管理、CSRマネジメントの各機能を、地域統括会社と連携しながら、グローバル5極へと展開しています。


CSRマネジメント体制

サステナビリティ委員会

当社は、ESG経営の推進を中期戦略目標の一つとして掲げています。「事業基盤である環境・社会と共存・繁栄する未来実現を目指す」サステナビリティ経営の推進の観点から、2022年8月より新たにサステナビリティ委員会を取締役会内に設置し、9月に活動を開始しました。2021年6月に改訂された「コーポレートガバナンス・コード」の補充原則4-2※にも記載されている通り、サステナビリティ経営の推進は当社にとっても必須事項と認識しています。
サステナビリティ委員会は、後述のESGマテリアリティSteering Committeeのモニタリングおよび多様なステークホルダーの意見を経営に反映させる役割を果たすため、取締役5名(内、3名が社外取締役)の委員で構成されています。各委員は、人材開発、法務・コンプライアンス、財務・会計、国際性・グローバル経験、環境・社会、ガバナンス・リスク管理といった経験・専門性を備える多様性に富んだメンバーで構成しているため、多岐に渡る観点からの議論が期待できます。
本委員会は四半期ごとに開催され、それぞれの回においてESGマテリアリティのカテゴリー別にメインアジェンダが設定されています。ESGマテリアリティSteering Committeeと同様、担当役員よりメインアジェンダに沿ってマテリアリティに関する取り組み状況や経営のサステナビリティを保つために重要なトピックなどが報告されます。委員会の開催報告および職務実行状況については、委員長より取締役会に対する報告が行われます。


※「取締役会は、中長期的な企業価値の向上の観点から、自社のサステナビリティを巡る取り組みについて基本的な方針を策定すべきである。また、人的資本・知的財産への投資等の重要性に鑑み、これらをはじめとする経営資源の配分や、事業ポートフォリオに関する戦略の実行が、企業の持続的な成長に資するよう、実効的に監督を行うべきである。」




ESGマテリアリティSteeringCommittee

当社が特定した5つのマテリアリティには全部で15個の取り組みテーマが付随しており、それらは活動の始動時期に応じて3つのPhaseに分類されています。それぞれの活動が確実かつ効果的に実行されていることを確認するための仕組みの一つとして、当社はESGマテリアリティSteeringCommitteeを定期的に開催しています。この委員会はCOO(最高執行責任者)の直下に設けられた会議体として毎月開催され、当社のほぼ全ての役員がそれぞれの活動テーマについてPhaseごとに進捗や課題点などを報告し合います。なお、報告はそれぞれの活動テーマの担当役員より直接行われます。この場で議論・決定された事項は直ちに活動計画に反映されます。


マテリアリティの具体的な内容については、こちらをご覧ください。

CSR委員会

当社グループでは、ニデックの取締役会直下にCSR委員会を設けています。CSR委員会では、取締役会によって人権、労働、倫理、安全衛生、環境(気候変動など)、社会貢献を含むCSR全領域の担当役員である牛尾文昭常務執行役員が委員長として任命されています。委員長および各事業所において選任された委員は、CSR全領域についての活動方針や年度計画を始めとする重要事項の審議、意思決定を行います。CSR委員会における決定事項は取締役会にて報告、または必要に応じて審議された上、専任の事務局であるサステナビリティ推進部と国内外の事業所との連携を通じて実行されます。
当社グループのグローバルな事業拡大に伴い、CSRマネジメントの対象となるべき事業所も増加を続けています。重要な事業所を優先しながら、段階的にCSRマネジメントの範囲の拡大を図っています。


CSRマネジメントシステム

当社における従来のCSRマネジメントシステムは、「CSR憲章」ならびに進化する社会的責任に照らして取るべき選択と行動をまとめた「NIDECグループCSR行動宣言」を軸に展開します。ISO45001やISO14001の活用に加え、国際認証機関によるCSR外部監査を通じてその透明性と実効性の担保を図っています。


Nidec Group Search