CSR情報

「紛争鉱物」開示ルールへの対応

Nidecグループ紛争鉱物対応方針

「紛争鉱物」とは、武力紛争や人権侵害を伴う環境下で採掘された鉱物資源の呼称であり、特にコンゴ民主共和国の東部およびその周辺諸国(DRC諸国)を原産とする「金、スズ、タンタル、タングステン」のことを指します。これら鉱物の採取・取引による収益は複数の武装勢力の資金源となり、紛争地域における非人道的行為、奴隷・強制労働、児童労働、拷問、戦争犯罪を助長していると考えられています。通常、紛争鉱物は多くの中間業者が介在する複雑な流通経路を経て最終消費者の手に渡ります。

Nidecグループは、DRC諸国における人権侵害に加担するサプライチェーンを経由して供給される金、スズ、タンタル、タングステンの使用を防止するため、業界が認める紛争鉱物監査プログラム(RMI※1等)で認証された製錬所に限った鉱物調達を取引先の皆様に奨励するとともに、OECD適正評価ガイドライン※2 に沿った原産地・サプライチェーン調査を実施しています。仮に調達材料や部品に含まれる金、スズ、タンタル、タングステンの精錬所がDRC諸国の紛争に加担していることが判明した場合、Nidecグループはそれら鉱物を排除するための適切な措置をとります。

取引先の皆様におかれましてもこの方針にご賛同いただき、Nidecグループの製品に使用される材料・部品がDRC諸国の紛争に関与することのないようご協力お願い申し上げます。


※1 RMI (Responsible Minerals Initiative):
責任ある鉱物調達を推進する業界横断型組織。旧名はCFSI(Conflict Free Sourcing Initiative)。

※2 OECD適正評価ガイドライン:
企業の鉱物調達活動が紛争の資金源になるリスクを回避し、透明性の高い持続可能な鉱物サプライチェーンを構築するためのプロセス(OECD Due Diligence Guidance)。

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