最大300kWの冷却能力を備えたIn-Rack CDUを開発
2026.06.09
~生成AIモデルの高度化に伴うデータセンターの熱密度上昇に対応~
ニデック株式会社(以下、当社)は、生成AIの普及に伴うデータセンターの熱負荷上昇に対応するため、最大300kWの冷却能力を有するIn-Rack CDU*1のプロトタイプを開発いたしました。本製品は、業界トップクラスかつ、当社のIn-Rack型製品において最大の冷却能力を備えており、2026年6月10日(水)から幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2026」にて、初公開いたします。
製品イメージ図
近年、生成AIの高度化により、サーバー発熱量は加速度的に増大しており、データセンターにおけるサーバーラックあたりの熱密度も急上昇しています。これに伴い、冷却システムにはこれまで以上に高い冷却能力が求められています。こうした市場要求に対応するため、当社はラック内部へ実装可能でありながら、最大300kWの冷却能力を提供する新型In-Rack CDUを開発いたしました。本製品の導入により、データセンター事業者やサーバーメーカー等のお客様は、高発熱なAIサーバーの実装と安定稼働を両立することが可能となります。
本製品の特長
1. 最大300kWの優れた冷却能力
- 最大300kWの冷却能力を備え、高発熱AIサーバーの実装と安定稼働を支える高い冷却パフォーマンスを提供。
2. 高度なモニタリング機能による高い信頼性
- 内部および外部に配置された漏水センサーに加え、温度・圧力・流量・液位のリアルタイムモニタリング機能を搭載。
- 万が一の異常発生時にも速やかに検知・通知し、データセンターの安全かつ安定した運用に貢献。
3. OCP規格をはじめとする多様なラック仕様への適合
- OCP ORV3規格ラックへの適合に加え、業界標準の各種ラックシステムとも高い互換性を確保。
- 既存のインフラを活用した段階的な液冷化改修から、次世代AIデータセンターの新規設計まで、多様な環境へ柔軟に導入可能。
今後は、展示会来場者やお客様の声を参考に、最新の半導体に対応する液冷ソリューションとして、2027年第1四半期の量産開始を目指します。
*1 CDU:Coolant Distribution Unitの略。