ニデック IDCExpo 2026|出展ハイライト
2026.06.17
AI時代のデータセンターを牽引する、ニデックの最先端液冷ソリューションが一堂に集結。
中国・上海で開催された、アジア最大級のデータセンターインフラ展示会「2026 中国国際データセンター産業展(IDCExpo 2026)」が、上海新国際博覧センターにて無事閉幕いたしました。熱管理分野のスペシャリストであるニデックは、今回「Innovation Meets Efficiency:Designed for Scalability–Innovation for China」を出展テーマに掲げ、次世代のAIインフラを支える革新的な液冷製品ラインナップを多数披露し、世界中のデータセンター事業者やサーバーメーカーから極めて高い注目を集めました。
会期中、ニデックブースには合計3,600名ものお客様にご来場いただき、活発な意見交換が行われました。市場の先を見据えた技術戦略と中国国内における充実したローカライズ対応力を強みに、当社が液冷市場において確かな優位性を持っていることを改めて実証する機会となりました。
【今回の目玉製品】積層型CDUプロトタイプ「Stack CDU」を中国初公開
今回の出展における最大のハイライトは、本展示会において最も来場者の注目を集めた、世界初披露となる次世代液冷ソリューション、積層型CDU「STC1.0(Stack CDU)」のプロトタイプです。
▲ 新製品 STC1.0
・優れたスケーラビリティで、大容量の冷却ニーズにも対応
AI 演算機器の発熱密度が年々高まるなか、STC1.0はモジュール式積層構造を採用し、標準仕様で最大5段まで積層可能、1MWの冷却性能を保有しています。また、ラック仕様のカスタマイズにより、最大8・1.6MWという大容量冷却ニーズにも柔軟に拡張できます。
・冷却能力の最適化により、段階的な設備拡張が可能
従来型のIn-Rack/In-Row CDUは冷却容量が固定されているため、将来の需要を見越して、あらかじめ必要以上の冷却能力を備えた構成にする必要がありました。一方、STC1.0はサーバー導入計画に合わせ、段階的に冷却能力を増強できるため、データセンター設計の自由度と運用の効率性を大幅に向上させます。
・無停止メンテナンスで稼働安定性を担保
各ユニットは独立して稼働する設計のため、サーバーを稼働状態に保ったまま各CDUの保守作業を実現可能で、システム全体の高い信頼性を維持します。
出展内容
注目の新製品に加え、ニデックはデータセンターが抱える消費電力の増大と熱マネジメントのといった重要な課題を解決すべく、グローバル市場で高い評価を得た液冷製品ラインナップも併せて披露いたしました。
・In-Rack CDU
Gen 2.0およびGen 2.5のIn-Rack CDUをそれぞれ展示いたしました。4Uサイズで最大250KWの冷却能力を保有しており、高密度ラック冷却における主力モデルとして注目を集めました。
▲ In-Rack CDU 出展製品
・In-Row CDU
最大2MWの冷却能力を備え、ポンプのホットスワップとシステム稼働状態でのフィルター洗浄をサポート。NIR 2.5については、コンパクト筐体でコンテナ式および大型水冷データセンターに対応しています。
▲ In-Row CDU 出展製品
・Quick Disconnect(QD)
クラス100クリーンルームでの生産、および全数ヘリウムリーク検査プロセスの厳格な品質管理により、接続・切断時の「ゼロリーク」を追求した高信頼設計です。
▲ Quick Disconnect出展製品
AI化がもたらす熱課題へのアプローチ
展示会場で行われたインタビューセッションでは、当社エンジニアが業界の最新トレンドやこれからの技術的な挑戦について、以下のように見解を述べました。
Q:AI普及に伴う高熱密度化に対し、最適なCDUソリューションをどのように選択するべきでしょうか?
A:In-Rack CDU はモジュール性に優れ、サーバーラックへの直接組み込みが可能なため、液冷導入ハードルを下げ、既存のサーバールームの改修や短期間での導入展開に適しています。一方で、In-Row CDUは高い冷却能力を備えており複数サーバーの冷却が可能なため、高演算負荷に対応する次世代の液冷データセンターに最適なソリューションとなります。
▲ 采访回答现场
ローカライズ体制の強化と、中国市場への持続的な貢献
ニデックは、中国国内におけるサポートおよび供給体制の強化を進めています。大連の研究開発拠点に加え、平湖、韶関、東莞などの既存の生産拠点をフルに活用することで、各地域の顧客ニーズに迅速に応える体制を構築しています。これにより、高い安全性と信頼性を兼ね備えた液冷ソリューションを、きめ細やかな対応力とともに現地のお客様へお届けすることが可能となっています。
本展示会は閉幕いたしましたが、当社の技術革新への取り組みに終わりはありません。ニデックは今後も液冷分野における技術研鑽を重ね、エネルギー効率に優れた製品やサービスの提供を通じて、中国のデジタル経済における持続可能な発展に貢献してまいります。
本展示会の出展製品に関する資料請求・お問い合わせ
ニデックは、小規模なラック単位の冷却から、メガワット(MW)級の大規模データセンターまで、お客様の要件に合わせた最適な液冷システムをグローバル基準の品質でご提案いたします。
中国で発表された最新モデル「Stack CDU」をはじめ、各種液冷コンポーネントの日本国内での導入・仕様に関するご相談は、以下の日本語窓口よりお気軽にお問い合わせください。(日系企業様の中国・アジア現地への導入・サポートに関するご相談も日本語で承ります)
- 出展製品(Stack CDU / 各種CDU / QD)の日本語カタログダウンロードはこちら
https://one.nidec.com/SPMS_CatalogDL - 液冷化の導入計画・仕様に関する日本語でのご相談・お問い合わせはこちら
https://one.nidec.com/spms_webinquiry