特集

2012年度特集 - 日本電産のリスクマネジメントと経営戦略

ものづくりを営む企業として最も重要なことは、社会から必要とされる製品を要求される品質とコストで安定的に供給し続けることです。
2011年、日本電産グループは東日本大震災とタイの大洪水という未曾有の自然災害に遭遇し、製品の安定供給が脅かされる事態となりました。しかしこれらの災害への緊急対応を通じて日本電産の経営方針やリスクマネジメントを再点検することができました。
当社のリスクマネジメントの目標は、リスクを抑え利益を継続的に生み出す状況を確保することです。利益が出せなくなれば、経営基本理念のひとつである「雇用の創出」が困難となるばかりか、「世の中でなくてはならぬ製品を供給すること」や「何事においても世界トップを目指すこと」ができなくなります。つまり当社の社会的責任を果たせなくなるのです。当社製品の安定供給や事業の安定利益を脅かすリスクを徹底して排除することが日本電産のリスクマネジメントの要諦です。
2011年に起きた2つの自然災害は、当社グループが取り組んできたリスク分散の有効性と限界を明確にし、更に取り組むべき課題を明らかにしたと言えます。

1. 生産リスクの分散

生産拠点の多極化を通じてカントリーリスクを低減します。

2. 調達リスクの分散

調達先の多元化を通じて安定供給体制を確保します。

3. 顧客・地域リスクの分散

顧客層・販売地域の広範化を通じて市場リスクを軽減します。

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