国連持続可能な開発目標(SDGs)への貢献

労働力不足を解消する

年々激しさを増す少子高齢化は、深刻な労働力不足をもたらします。今後一層の労働力が必要になるといわれている配送センターや工場でも、搬送作業を行う人員の確保が困難になっています。日本電産グループは、身体的に負荷の大きな労働を行うロボットの普及により、この社会課題の解決に寄与します。

事例 1 ただ運ぶだけではない、
次世代の無人搬送台車「S-CART®」シリーズ

大きな物、重い物、様々な物を搬送する作業の無人化を、柔軟かつ利便性が高い形で実現する。このような観点から開発を進めてきたS-CARTシリーズは、①タブレット端末による自在な操作、②レーザー測位と建物地図の記憶機能による、磁気テープなどを必要としないガイドレス走行、そして③大容量リチウムバッテリーによる小型・長時間稼働な車体の実現を特徴とします。2022年、新たに加わったS-CARTシリーズS-CART-V200-LFTは高さ190㎜の低床設計を活かし、物流センター等で多く用いられるかご車に潜り込み自動で連結/切り離しを行いけん引する優れものです。人手でしか運べなかったかご車を運搬できるようになったことで、物流の現場における同シリーズの活躍の可能性を大きく広げました。引き続き、センシングやロボティクスといった日本電産グループの注力技術を活用し、より多様な用途への展開を模索していきます。

「S-CART-V200LFT」

Our Story

日本電産シンポ株式会社
S-CART事業ユニット
片岡 栞

搬送をもっと自由に、簡単に

近年、少子高齢化による人手不足が社会課題となっています。特に物流業界は力仕事も多く労働力の確保に苦労されていることに加えて、Eコマースの拡大による需要増により慢性的な人手不足に悩まされています。
S-CART事業ユニットはこうした課題の解決に役立つ製品を提供するため、「搬送をもっと自由に、簡単に」をモットーに、この15年間無人搬送台車(AGV)の駆動部の開発に始まり、さらにAGV本体の開発に取り組んできました。
2022年に開発したS-CART-V200-LFTは、これまで人の手で押して運ぶしかなかったかご車を搬送することができる製品です。大きな特徴は高さ190mmの低床設計で、かご車を持ち上げることなく真下に潜り込み、けん引することができます。かご車を載せたまま前進・後退・旋回ができるので、通路幅に余裕がない場所でも自在に走行することができます。また、自動でかご車の連結や切り離しを行うことも可能です。人の手を借りずに最大200kgまでのかご車を運搬することができ、人手不足の解消に大きく貢献することはもちろん、転倒や荷崩れによる怪我を避けることができます。
また現在、S-CARTシリーズ最小の直径600㎜×全高220㎜サイズのS-CART-Miniの販売を進めています。今までのS-CARTとは異なる円形のボディは小回りが利き、狭い場所でも活躍できます。さらに積載重量60kgと十分な基本機能を備え、人に代わって荷物を運ぶという役目をしっかり果たすことが可能です。
S-CARTでどのように労働力不足を解決することができるかを日々考え、今後もさらに良い製品を開発・提供していきます。

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