国連持続可能な開発目標(SDGs)への貢献

労働力不足を解消する

年々激しさを増す少子高齢化は、深刻な労働力不足をもたらします。今後一層の労働力が必要になるといわれている配送センターや工場でも、搬送作業を行う人員の確保が困難になっています。日本電産グループは、身体的に負荷の大きな労働を行うロボットの普及により、この社会課題の解決に寄与します。

事例 1 ただ運ぶだけではない、
次世代の無人搬送台車「S-CART®」シリーズ

大きな物、重い物、様々な物を搬送する作業の無人化を、柔軟かつ利便性が高い形で実現する。このような観点から開発を進めてきたS-CARTシリーズは、①タブレット端末による自在な操作、②レーザー測位と建物地図の記憶機能による、磁気テープなどを必要としないガイドレス走行、そして③大容量リチウムバッテリーによる小型・長時間稼働な車体の実現を特徴とします。2018年12月より発売したS-CART500は、配送センターのような狭小施設でも利用できるサイズで最大積載荷重500kgを実現。同シリーズの強みでもある低床性と相まって物流の現場における活躍の可能性を大きく広げました。同シリーズは引き続き、センシングやロボティクスといった日本電産グループの注力技術を活用し、より多様な用途への展開を模索していきます。

「S-CART500」

Our Story

日本電産シンポ株式会社
S-CART事業ユニット
吉田 瞳

搬送をもっと自由に、簡単に

「少子高齢化に伴い、慢性化する労働力不足」―この言葉を耳にすることが当たり前のようになってきました。特に物流業界では、力仕事が多い、立ち仕事が多いといった職場環境やそのイメージから女性やシニアの方が参入しにくい、といわれています。この課題解決に一役買えないか、と無人搬送台車S-CARTを開発しました。もともと当社は減速機、モータ、コントローラ等をセットにした無人搬送台車(AGV)ユニットを長年提供してきました。満を持して、AGVそのものを開発しました。
S-CARTは上記にもあるとおり、磁気テープなどを必要としないガイドレスAGVです。そのため柔軟にレイアウト変更にも対応できます。また、搭載する荷物により行き先を判断する、障害物を回避する、といった自律的な搬送ができるところも特色の一つです。その中でも、今の私の一押しはS-CART500です。最大積載荷重500kgという搬送台車としての搬送能力はもちろん、コンベアやリフター、さらにはロボットを搭載し、搬送ロボットとしての能力を遺憾なく発揮できる多用途型AGVです。また人や台車の後ろに付いて搬送する追従機能もあり、人との協働も想定しています。追従機能という言葉は固いイメージですが、本当にピタッとくっついてくるので、慣れるとペットのように愛着がわいてきます。女性からはかわいい、母性本能をくすぐられる、といったコメントをいただくこともあります。
これからも深刻化する一方だといわれている労働力不足。工場や倉庫といった限られた場所からホテルや商業施設など、様々な場所でS-CARTが活躍できるよう、日々開発、改良していきたいです。

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