長野技術開発センター

HDD用スピンドルモータ開発のみならず、
試作品製作、生産ライン自動化、工程改善などを行う。

機能と役割

長野技術開発センターは中央開発技術研究所とともに、FDBM(流体動圧軸受モータ)事業本部の開発拠点として、日本電産の基幹製品であるHDD用スピンドルモータの開発を担っています。HDDはコンピュータ用記録媒体の主役として、ビッグデータ時代において、さらにそのプレゼンスを増し、現在もなお年率30~40%のペースで記録密度が向上しています。HDD用スピンドルモータはハードディスク駆動デバイスとしてHDDのコア機能を担っており、日本電産はHDD用スピンドルモータにおいて世界シェア80%を握るNo.1企業です。その中で、長野技術開発センターでは、製品の開発設計だけでなく、試作品の製作、量産立ち上げ支援、生産ライン自動化、効率化のための工程改善、システム化などを手がけており、長野技術開発センターで開発したHDD用スピンドルモータはタイ、フィリピン、中国の各工場に引き継ぎ、現地工場で量産しています。

製品と取り組み・成果

HDD用スピンドルモータ

中央開発技術研究所と共同で、ウルトラブックやタブレットPCなどへの搭載が考えられる世界初の7mm厚HDD用スピンドルモータを開発するなど、コンペティターに先行した製品開発を推進しています。また微細化が進むHDDは半導体レベルの寸法精度、清浄な環境が必須となっており、長野技術開発センターでも微量元素分析装置をはじめ、ピコグラム、ナノメートル領域でさまざまな分析をおこなう装置、試験環境が整っています。

設備・実験装置

半無響室
製品の特性評価において重要なファクターの一つである音の測定の為に、専用の測定室を設けています。
クリーンルーム
目的に応じて様々な大きさの部屋が用意されています。清浄度も、ISO Class 5以上の実力を持つメインクリーンルームをはじめ、各室ともにクリーン度維持の為の工夫がなされています。
生技実験室
量産ステージでの生産ライン設備の効率化、自動化などに取り組んでいます。
ガスクロマトグラフ質量分析計
従来のものより100倍精度が高いピコグラム:pg(10のマイナス12乗)オーダーの質量分析が可能なガスクロマトグラフ質量分析計。
飛行時間型二次イオン質量分析装置(TOF-SIMS)
固体試料の最表面にどのような成分(原子、分子)が存在するかを調べるための飛行時間型二次イオン質量分析装置(TOF-SIMS)。ppmオーダーの極微量成分を検出することができ、有機物・無機物に適用できます。
顕微レーザーラマン分光装置
サブミクロン~ナノメートル領域の物質の化学状態を3次元計測できる顕微レーザーラマン分光装置。
受入検査室
試作組立に用いる部材の受入検査を行っています。サブミクロンの寸法測定、微細な形状測定が可能であり、顧客の需要に応えていくのと同時に、サプライヤ、生産工場との間での測定差の解消にも努めています。

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