分析事例

微小異物の成分分析

「針の先端に付着している異物を特定したい。」

分析の内容

umレベルの微小異物を手作業で採取することは非常に困難です。しかし、弊社はマイクロマニピュレータを使用して異物を採取できます。
今回は凹凸のある針(φ350um)の先端に付着している異物をマイクロマニピュレータのプローブを使って採取しました。

図1. 〇針の先端にある異物(顕微鏡画像)
写真1. マイクロマニピュレータによる採取の様子
図2. FT-IR結果

分析の結果

採取は、写真1のように顕微鏡画像で確認しながらPCでマイクロマニピュレータのプローブを操作します。これによりヒューマンエラーを防ぎ確実に微小異物を採取できます。今回の事例では採取した異物をFT-IRで分析し、異物はポリアミド(ナイロン)と特定できました。(図2)
今回の事例では表面に付着した異物をプローブで採取しましたが、埋没した異物の採取や粘着物に付着した異物、液体の採取も可能ですのでご相談ください。

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