ニデック株式会社は、認定NPO法人コアネットと連携し、ロボット・プログラミングの授業を小中学生に提供しています。この授業は、子どもたちにプログラミングの楽しさを体験してもらい、論理的思考力を向上させることを目的としており、将来のIT人材育成を目指しているものです。
学習指導要領にも組み込まれているIT教育は、教育現場だけでなく、ものづくりの現場でも重要視されています。モータはその制御と一体化することにより様々な動きを生み出すことができるため、当社にとってもこのようなIT教育は不可欠であると考えています。




 

子どもたちは1人1台の車型ロボットを使用して学習します。ロボットへの基本的なコマンドを学んでそれぞれの動きを確認したあと、複数のコマンドを組み合わせながら、指定通りにロボットを動かせるようプログラミングの練習をします。同じ動きをさせるにも、コマンドの方法は複数あります。また、ロボットの個体差により、同じコマンドでも少し違う動きになったりもします。「どの方法が効率的なのか?」「応用したらどんな動きになるか?」など、思い思いに工夫し、試行錯誤しながらプログラミングを楽しんでいる様子が大変印象的でした。


 

このロボット・プログラミング授業は2013年から兵庫、大阪、京都、滋賀、奈良において、小中学校を中心にのべ135校・団体、約19,300名の児童・生徒に実施されました。今後も、多くの子どもたちにプログラミングの楽しさ、ものづくりの面白さを知ってもらうため、同法人の支援を継続してまいります。


NIDECグループは、CSR憲章 およびNIDECグループCSR行動宣言に基づき、 グローバルに事業を展開する各地域において、一企業市民として持続可能な社会の実現に取り組みます。また、重点取り組み分野の1つである「次世代育成」についても、回るもの・動くものを通して次世代に理科・モノづくりの面白さを感じていただけるよう積極的に貢献してまいります。