小型精密加工機μV1

株式会社小間工業様

株式会社小間工業様は、1977年、群馬県富岡市にて設立されました。半導体検査装置部品・検査治具、自動車部品や宇宙・航空機関連部品など、多様な精密部品の切削加工を行われています。当社精密加工機 μV1をご使用頂いており、代表取締役社長 小間 隆敏様、製造部部長 富澤 秀一様に、お話をお伺いしました。

小間工業 様 プロフィール

特長

・多彩かつハイレベルな加工技術

5軸のNC旋盤・マシニングセンタを代表とする豊富な設備ラインナップで、お客様の多彩なニーズに対応します。また、スーパーエンプラやセラミックなど多様な材料で、高精密微細穴あけ加工技術を確立。切削加工のトップ企業として、高度な製品づくりに貢献しています。

・高い品質管理と品質意識の風土

自動車部品や宇宙航空関連部品に携わり、日々、高精度な測定機器によるミクロン単位での品質管理を行っています。検査員の社内認定制度を設け、安定した検査データを提示しています。

株式会社小間工業
製造部 部長 富澤 秀一 様
第二工場(恒温工場)

小間工業様  インタビュー

Q: 貴社の精密な加工技術は、どのようなところで活用されているのですか。

小間社長 多様な分野の部品製作を行っていますが、たとえば自動車関係では、精密バルブなどが挙げられます。水素が通るので、当然ながら「漏れない」ことが重要であり、加工面の真円度や面粗さ等の寸法精度が求められます。

あるいは、半導体検査装置においても、当社の加工が活躍しています。半導体チップの製造では通電検査が行われるのですが、細かく配置された回路に対し、正確にプローブを当てて検査する必要があります。そこで使われるのが、「ICソケット」と呼ばれる検査治具です。このICソケットには、たとえばφ50μmというような細いワイヤープローブを通すために、微細な穴あけ加工が施されます。

穴自体の細かさに目が行きがちですが、何より大事なのは穴位置の正確さです。特に高いピッチ精度が必要となるワークでは、主軸精度の信頼性が高い、μV1を使用しています。

2013年1月導入 μV1
テーブル作業面積 500 x 400 mm
主軸回転速度 40,000min-1
ICソケット部品の一例。中心に、プローブを通すためのたくさんの穴が空いています。

Q: 今後の事業について、どのようなことに取り組みたいとお考えでしょうか。

小間社長 当社では、携帯電話に付属していたアンテナを多く製造していましたが、スマートフォンの流通に従って、生産が減っていきました。今後も、時代の変化には適応しなければいけません。目前に迫っているのは、次世代のモバイル通信方式「5G」です。5Gの実現に向け、半導体製品はさらに小型化・精密化しています。当社としても、より精密な加工技術への取り組みを進めるとともに、機械精度が追従していくことに期待しています。

微細な穴を空けた部品。光に透かしてみると、等間隔の穴が見えます。
穴ピッチ精度検査を行う画像測定システム
マレーシア工場のμV1

小間工業様で当社製品が活躍しており、大変嬉しく思います。これからも高いご期待に応えられるよう、尽力して参ります。

株式会社小間工業 基本情報

●本社工場
〒370-2324 群馬県富岡市南後箇56番地1
TEL: 0274-63-0898
FAX: 0274-64-2015

●KOMA KOGYO(M)SDN BHD
No10.Jalan Saga Jaya2,Taman Perindustrian Saga Jaya,
13600 Perai,Pulau Pinang,Malaysia
TEL:+604-508-0898 FAX:+604-508-0898

お使いの製品

  1. 小型精密加工機μV1

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