事業による環境負荷低減

化学物質管理

化学物質によるリスクを最小化するため世界各国において規制が強化されています。当社は、環境汚染や健康被害を防止するため、法令・規制要求事項に沿って化学物質の使用・保管等を行い、漏出を発生させないよう取り組んでいます。また、生産工程の改善を通じて化学物質の使用・排出量の削減にも努めています。
化学物質管理の基盤となるマネジメントシステムを構築し、ISO 14001やISO 45001(※)の認証取得を推進しています。そのマネジメントシステムにおいて、化学物質導入時に、環境側面、危険源の特定・リスクアセスメント・管理の決定等を行い、化学物質の漏出防止、災害発生時を想定した化学物質の管理徹底等の対策を実施しています。
(※)ISO 45001：労働安全衛生マネジメントシステムに関する国際規格

フロン全廃に向けた取り組み

当社は、オゾン層破壊の主な原因となっているフロン対象物質の全廃に向け取り組んでいます。オゾン層を破壊しない代替フロン設備やノンフロン設備への切り替えを計画的に実施しています。

VOC（揮発性有機化合物）の使用量と大気への排出量の削減活動

当社は、VOCによる大気汚染を防ぐために、使用量と大気への排出量の削減活動をしています。
今まで当社は、トルエン(※)を含むコーティング材を製品に使用していました。VOCの使用量を減らすために、製品の設計段階から、コーティング材を使用しない、またはトルエンフリーのコーティング材を使用することを推進しています。
さらに、VOCの大気への排出量を抑制するために、除去装置を設置し、活性炭でVOCを吸着してから排出しています。
(※)トルエンはVOCの一つである