新たな立場や仕事への
チャレンジで望外の
自己成長を実現

S.M.

  • 新卒入社
  • 開発

車載事業本部 第2車載事業部 開発統括部(部門長)
【兼】車載事業本部 第2車載事業部 開発統括部 先行開発部(部門長)
【兼】車載事業本部 第2車載事業部 プロジェクト推進統括部(部門長)
理学部 物理学科修了
2003年入社

CAREER.01

学生時代〜入社

学生時代に学んだ物理学の専門知識を活かすべく、就活では半導体業界の企業を希望していました。ところが当時は「就職氷河期」と言われる時代でなかなか就職先が決まらず、焦りを覚え始めた頃に「急成長している会社」として知ったのがニデックです。メインの募集対象職だった機械設計と自分は無縁ながら、将来性を感じて非常に興味が湧きました。そして応募してみたところ、それまでの就活の苦労が嘘だったかのようにスムーズに内定を獲得。「このようにスピーディーな選考で大丈夫なのか?」と半信半疑の念を抱きつつ、どこか運命的なものを感じて入社することにしました。

CAREER.02

入社5年目

入社後、機械設計者としてモータ開発に従事することになり、それまで見たこともなかった設計図面を相手に奮闘する数年間を過ごしました。世評に違わず会社が急成長の最中にあった入社5年目、新設された部品開発チームのリーダーに突然抜擢されることに。リーダーになったからには「わからない、知らない」の言葉は発せられないと考え、寝る間も惜しんで機械設計を一層深く勉強する日々を送りました。やがて仕事に自信がつくようになり、身をもって「立場は人を育てる」ことを実感しました。

CAREER.03

入社10年目

チームリーダーの仕事に慣れてきた入社10年目、欧州に駐在するチャンスがめぐってきました。行き先はドイツで、私の役割は現地の顧客要望と日本での開発のつなぎ役となるAE(アプリケーションエンジニア)です。赴任した当初は自分の英語力の乏しさを主因に、あるお客様から「あなたは新製品開発を話し合うこの場にふさわしくない」といった厳しい言葉をもらうなど、辛い場面が多々ありました。しかし、周りの仲間に励まされながら諦めることなく語学習得と開発活動に取り組んでいった結果、駐在終盤には同じお客様から「あなたなら安心して頼める」と信頼されるまでになりました。顧客からの感謝の言葉は最大のやりがいであり、仕事は常に顧客目線が大切なことを体得した有益な3年間でした。

CAREER.04

入社15年目

2度目の海外駐在で、中国の開発センターに赴任しました。今度の私の役割は同拠点の開発統括部長で、日本の先行開発技術を軸に海外開発組織の機能強化とグローバルで製品拡販戦略を進める大役です。現地スタッフを含めた200人規模の組織を管理する使命も帯びており、私はこれらすべてのマネジメントに心血を注ぎました。ロジカルに処理を進める傾向が強いドイツとは異なり、中国ではパッショナブルな国民性が相まってか人間関係が中心になって仕事が進行します。そこで組織を三角形に見立てた「ピラミッドマネジメント」を独自に考案して、社員同士の連携強化と末端まで組織方針の浸透を図っていきました。幸いにもこれが奏功してうまく組織を運営することができ、海外で通じる新たなビジネスノウハウを習得しました。この中国での経験は、ドイツに続き自分のキャリアアップに大いに役立ったと感じています。

FUTURE

今後の夢や目標は?

パソコンにおけるインテル社、自転車部品におけるシマノ社のように、
特定分野の商品には必ずニデックの製品が入っている状況、すなわち「Nidec(ニデック) inside」を世界中に広げることを目指しています。
これを実現するためには、今以上に世界の市場・顧客・ユーザーへの視点を大切にした開発活動が不可欠です。
ニデックと自社製品の永続的な進化・発展に貢献していきたいと考えています。