グローバル業績管理部（部門長）
経済学部 経済学科卒
1998年入社
幼い頃からメカの構造やDIYが好きで、文系出身ながら就職活動は製造業界を中心に行いました。ニデックに興味を持ったきっかけは、就職説明会で当時の人事部長が語った次のような熱弁です。「今は恐竜の卵だけどすぐに孵化して恐竜になる会社だから、ぜひ一緒に会社を大きくしてほしい」。その言葉に心を動かされてエントリーし、後に知った創業者永守会長の「必ずやる」という夢の実現に向けた強い意思に惹かれて入社を決意しました。入社後は長野技術開発センターの業務部に配属され、経理部門の仕事で私のキャリアがスタートしました。
九州にあるグループ会社へ出向して経理財務業務を行っていた時に、ベトナムの新工場へ経理責任者として赴任するチャンスをもらいました。ニデックが国内での生産活動を海外へシフトしていっていた中、自分に足りていない生産現場経験を積んで経理スキルを磨けると考え、話を受けることにしました。当時はインターネットも今ほど普及しておらず、日本と異なる言語文化や価値観、業務環境に非常に苦労しましたが、現地スタッフへのコミュニケーションの取り方や接し方、指示の出し方など、日本では得られない多くのことを学びました。振り返ればこのベトナム駐在で身に付けた広い視野や仕事への対応力が、今の自分の大きな強みになっていると感じています。
ベトナムから帰国後、本社経理部 単体会計グループの責任者を拝命しました。外部拠点を渡り歩いた私にとって初の本社勤務であり、しかも部下は決算などの経理業務に長けたベテラン社員ばかり。自分にその重責が果たせるのかどうか不安を覚えましたが、ベトナム工場で経験した決算業務や数々の業務課題解決、組織運営ノウハウを基に気持ちを奮い立たせ、全力で仕事に臨みました。グループメンバーとは製造現場での考え方など自分が持つ知識を余すことなく共有し、またメンバーからはより深掘りした経理処理方法を学ぶなど、お互いに足りない情報や知見を補完し合いながら業務を推進。本社重要部門のマネジメントを通じて、一層のスキルアップができました。
現在、本社グローバル業績管理部の責任者を務めています。この業務の特徴は、通常の経理業務のように拠点や本社単体の実績数字を出すのではなく、ニデックグループ全体の業績見込みをまとめ上げていくことです。いわば各事業所の計画達成に役立つ予算づくりを行うような仕事です。私の使命は主にメンバーマネジメントと関係部門の業績進捗管理で、これまでに培った知識と経験をフル活用して取り組んでいる最中です。常に率先垂範を念頭に、「任せて任さず」の緻密な永守会長流マネジメント実践に力を注いでいます。
ニデックには「一人の百歩より百人の一歩」なる言葉があり、
会社を強く成長させるのは社員一人の百歩ではなく社員百人の地道な一歩であるという考え方が浸透しています。
今後も新卒の方や中途入社の方などさまざまな仲間が増えると思いますので、
それら後進に自分の経験やスキルをしっかりと伝えていくことが今の私の役割だと考えています。
そうしてニデックが創業から100年を超えるグローバル企業に成長できるよう貢献することが目標です。
