会社名
ニデック株式会社
代表者名
代表取締役社長執行役員 岸田 光哉
取引所
東証プライム(6594)
所在地
京都市南区久世殿城町338
問合せ先
コーポレートコミュニケーション部長 渡邉 啓太
電話
(075)935-6150

ニデック株式会社(以下、当社)のモーション&エナジー事業本部傘下の一事業部である Nidec Conversion が、2025 年から 2028 年を対象としたサステナビリティ推進計画を発表しましたのでお知らせいたします。 

■ニデック株式会社のサステナビリティ推進について 

当社は、中長期的に「世界一高性能なモータで地球に貢献する」という使命を果たし、企業価値を拡大し続けていくうえで優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、「脱炭素社会の実現」「水リスクへの対応」「社会・環境側面に配慮したサステナブル調達」などの取り組みを推進しています。 

脱炭素社会の実現においては、2040 年度までに事業活動における CO2 排出量ネットゼロ、2050 年度までにサプライチェーンを含めた CO2 排出量のネットゼロ達成を目指しています。 これらのネットゼロ目標を達成するための中期目標として、2030 年度までに 2022 年度比で、スコープ 1、2 の排出量を 42%、スコープ 3(カテゴリー1、11)の排出量を25%削減することを掲げており、この中期目標は、SBTi(Science Based Targets initiative)※の基準に即した CO2排出削減目標となっています。また、当社は、高効率モータや発電機、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)等の製品や技術を通じて、エネルギー効率の向上と環境負荷の低減に貢献しています。

※ SBTi は、企業が気候科学に基づいた温室効果ガス排出削減目標を設定することを推進する国際イニシアティブ。当社は、2030 年度までの CO2 排出量削減目標について、2024 年に SBTi の認定を取得。 

■Nidec Conversion のサステナビリティ推進について 

Nidec Conversion は、電力ソリューションや産業オートメーション、バッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)などの分野で国際的なリーダーとして、持続可能なエネルギー転換を推進しています。
この度初めて発表したサステナビリティ推進計画は「変革を推進し、持続可能性を牽引する」というスローガンのもと、2025年から 2028 年の 3 年間を対象に、以下の重点分野に取り組みます。 

●環境への取り組み

・CO2 排出量削減:2030 年までにスコープ 1 およびスコープ 2 の排出量を 2022 年比で 42%、スコープ 3 の排出量を25%削減。2040 年までにスコープ 1 およびスコープ 2 のネットゼロ、2050 年までにスコープ 3 のネットゼロを達成。
・再生可能エネルギー活用:2030 年までに総エネルギー需要の 50%を再生可能エネルギーに転換。
・環境負荷低減:水使用量を 2028 年までに 3 分の 1 削減。汚染防止戦略に基づく大気汚染物質の排出抑制。

●社会的責任の推進

・サプライチェーン管理:紛争鉱物不使用を保証し、サプライチェーンの透明性を確保。
・安全重視の風土構築:職場での死亡事故ゼロを目標に、安全意識の浸透。
・地域社会の支援:教育プログラムや地域での取り組みを通じ、地域社会の発展を支援。
・多様性と機会均等:人権や労働慣行を重視し、すべてのステークホルダーに価値を提供。 

●ガバナンスの強化

・透明性と説明責任:主要業績評価指標(KPI)を追跡し、第三者監査を通じて進捗を評価。 

計画の背景と目標

Nidec Conversion は、欧州、中国、インド、米国に製造拠点を構え、持続可能なエネルギー転換を支える技術革新に取り組んでいます。本計画は、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)に基づき、環境、社会、ガバナンスの各分野で 48 の戦略的行動を実施し、8 つの ESG 目標を達成することを目指します。
さらに、当社は気候変動や生物多様性保護、水資源管理といった課題に取り組み、エコシステムへの影響を削減する具体的な行動を進めます。これにより、顧客やパートナーが脱炭素化目標を達成するための支援も強化します。 

長期的な展望

サステナビリティ推進計画は、最初の 3 年間の運用後に進捗を評価し、新たな目標やマイルストーンを設定して継続的に更新していきます。当社は、「変革を推進し、持続可能性を牽引する」というビジョンのもと、持続可能な未来の実現に向けて取り組みを進めてまいります。 

■役員コメント

Dominique Llonch :モーション&エナジー事業本部 エナジープラットフォームリーダー、 Nidec Conversion 社

「当社はこれまで、エネルギー転換を推進する役割を担い、その地位を築いてきました。今年、初めてサステナビリティ推進計画を発表できることは、私たちにとって大きな喜びであり、数年前から取り組んできた努力が形になり始めていることを示しています。今や、気候変動への対応がすべての関係者にとって重要な課題であることは明白です。ニデックグループは、効率的で安定性の高い技術を活用し、エネルギーの輸送と節約を支援することで、社会に貢献し、大きな変化をもたらすことができると信じています。」  

Simone Cascioli :Nidec Conversion グローバル HSE & ESG ディレクター 

「私たちは、持続可能な開発への取り組みは、具体的な行動を通じてこそ、その価値を発揮すると考えています。そして、環境や地域社会の重要性を常に大切にしてきました。こうした思いから、私たちは Nidec Conversion として、これから達成を目指す目標を明確に示した初めてのサステナビリティ推進計画を策定し、その実現に向けた歩みを進めています。」 

サステナビリティ推進計画の詳細は、以下のリンクから当社ウェブサイトでご覧いただけます。
https://www.nidec-conversion.com/sustainability-2025/

■Nidec Conversion について 

Nidec Conversion は、イタリア・ミラノに本社を置く、ニデック株式会社モーション&エナジー事業本部傘下の一事業部であり、さまざまな分野でエネルギー効率を追求する完全カスタムメイドの電気システムを提供しています。対象となる市場は、石油化学、従来型および再生可能エネルギー、e モビリティ、鉄鋼、船舶、産業オートメーションなど多岐にわたります。同社は、最大 65 MW(87,000 hp)の電力を持つモータや発電機、パワーコンバータやインバータ、産業プロセス用のオートメーションとソフトウェア、さらに発電所や水力発電機の改修など、重工業用途に特化した製品とサービスを展開しています。また、再生可能エネルギー源からの電力生産やバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)のための統合システム分野における豊富なノウハウを有し、その電力網に統合する技術、さらには電気機器の充電インフラの設計・実装においても高い技術力を有しています。さらに、モータ制御の最適化技術を提供するとともに、顧客のニーズに応じた特定のアプリケーション向け自動化ソリューションの開発も行っています。