トップメッセージ

需要回復・拡大に備える

 2019年度の業績は前年度比増収減益となりました。 第4四半期に入り、新型コロナウイルスの感染が世 界的に拡大したことを受け、従来とは異なる対応を 迫られています。当社は40カ国以上に工場を持っており、生産リスクを分散して参りました。しかし、 部品の供給元の分散が不十分であったことにより、 当社業績に大きな影響を与えてしまいました。十分に反省し、今後同様の事態が起こった際に対応でき るよう、体制を整えていきます。
景気回復にはまだまだ時間がかかるかもしれません。 ですが、コロナ禍を乗り越えた先には当社製品を多くの需要が待ち構えています。特に電気自動車向けのモータの需要には大きく期待できます。世界各国 の環境規制の流れを受け、電気自動車の需要拡大が大きく見込まれるためです。2019年10月にはオムロンオートモーティブエレクトロニクス社(現・日本電産モビリティ)を買収しました。電気自動車用モータ向けの部品開発や生産立ち上げに向けて今後 大きな貢献を果たします。
また、ロボット化、家電の省電力化、物流革命、 5G導入に伴うデジタルデータ分野でも当社製品の 需要拡大が見込まれます。需要が回復した際に確実にシェアを獲得していくことが重要であり、各分野の生産体制の見直しや強化を図っています。
当社は2030年度に売上高10兆円達成という目標 を掲げています。高い目標ではありますが、当社は夢を形にする企業です。世界No.1企業を目指して必ず成長していきます。今後は関新社長と共に、10兆円企業へと当社の経営を導いていきます。

代表取締役会長(最高経営責任者)永守重信



自身の役割をしっかりと果たす所存

 2020年6月に代表取締役社長執行役員(最高執 行責任者)に就任しました、関です。私は前職で自動車の生産技術を中心に、商品・経営企画業務、 中国の合弁事業を通したビジネス系の仕事まで幅 広く担当してきました。この経験を生かして、まずは車載分野から当社の更なる成長を導いていき ます。
自動車には「走る・曲がる・止まる」の機能が 不可欠です。我々は既に「曲がる・止まる」ため のモータで高いシェアを獲得しています。そして、 今後最も需要が伸びると期待されているのが電気 自動車の「走る」を担うモータです。当社は既にこの電気自動車モータ市場において一定の地位を 確立しつつありますが、更なる飛躍のために生産の足腰をしっかりと鍛えておくことが必要です。 電気自動車の市場では需要が一気に押し寄せてくることが予想されるため、需要の急拡大に備えて 生産能力の拡大や競争力のある、性能・品質・原価 を造り込んでいきます。
日本電産はスピード感を重視する企業です。永守会長のスピード経営があったからこそ、ここ まで大きな成長を遂げることができました。私も 自身の決断能力に自信を持っていますが、永守会長の素早く正確な決断には目を見張るものがあり、 会長から多くのことを学んでまいります。
企業が永続的に発展するためには「成長」が 不可欠というのが私の考えです。当社はまず、 2030年度に売上高10兆円を達成することを目指しています。売上高10兆円を達成し、その後も 日本電産が発展し続ける企業でいられるよう、常 に物事をシンプルかつフェアに捉え、永守会長と共に、自身の役割をしっかりと果たしていく所存 です。

代表取締役社長執行役員(最高執行責任者)関潤

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