個人投資家のみなさまへ
当社グループの役員が語る
ニデックオーケーケー 世界ナンバーワンを目指す挑戦

兵庫県伊丹市に位置する日本電産のグループ会社。1915年に大阪市で創業した100年以上の歴史を持つ機械メーカーで、幅広い産業分野を支える高性能な工作機械をつくり出してきました。国内13拠点、海外4拠点において事業展開。2022年2月にグループ入りし7月にOKK 株式会社からニデックオーケーケー株式会社へと社名変更。
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Q:グループ入りからこれまでを振り返っていかがですか。
A:グループ入り前は経営難ゆえの赤字が続き、事業の規模縮小を余儀なくされていました。そんな折、「工作機械(※1)で世界一を目指すから、一緒にやろう」とニデックグループから声をかけられ一筋の光が差しました。グループ入り後はニデック経営手法を永守会長から直接指導いただき社員の行動に変化が生じています。目標に対してまずは「出来る」から入り、情熱・熱意・執念をもって達成の為に力を尽くす集団へと変化しつつあります。
※1 工作機械:世の中の機械・装置、あらゆる部品を作る機械。モノづくりの根本を支えており、あらゆるモノを生み出す機械という意味で「母なる機械(マザーマシン)」とも呼ばれる。
Q:現時点での成果は。
A:たとえば営業担当者は月100件の顧客を訪問するようになり、活発な新規開拓に繋がっています。受注が増加し2022年4-6月期は四半期ベースながら黒字転換を果たしました。営業部門が機関車となって会社を牽引し、開発・製造部門などがしっかり後押しをしながら全社一丸となって成長を志向しています。
Q:主力の製品は。
A:工作機械の中でも鉄やアルミなどの部材を加工するマシニングセンタと呼ばれる分野を主力としています。当社の技術優位性は「重切削・高剛性」にあり、これは平たく言うと「良く削れて、頑丈な製品」ということです。納入先は、自動車業界をはじめ航空機業界、それに家電やPC・携帯電話といった業界など、幅広い製品分野で使われる部品の加工現場において、当社のマシニングセンタは活躍しています。

Q:経営目標は。
A:ニデックグループは車載や家電・商業・産業用など複数の中長期成長の柱を据えており、それらの1つにロボット分野に資する減速機やプレス機などを扱う日本電産シンポが存在します。工作機械事業を担う当社や日本電産マシンツール(※2)も実は日本電産シンポの傘下に属し、下図が示すとおり2025年度の売上高目標を5,000億円としています。今後、ニデックグループを支える柱の1つになることが期待されています。
※2 日本電産マシンツール:2021年8月にニデックグループ入り。旧三菱重工工作機械株式会社。
Q:なるほど、今後の展開が
楽しみですね。
A:はい。創業100年を経て築き上げた品質と信頼をベースにニデックグループの世界的ネットワークを加え、今後は、同傘下で工作機械を扱う日本電産マシンツールと連携して工作機械業界の世界ナンバーワンを共に目指します。
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