10月30日、川崎市主催の『スマートライフスタイル大賞』表彰式にて、日本電産中央モーター基礎技術研究所(神奈川県川崎市)は、昨年に引き続き奨励賞(省エネ貢献賞)を受賞しました。

「スマートライフスタイル大賞」とは、川崎市が市民や事業者等との協働によりCO₂削減を進める取り組みの一環として平成24年度から実施されているものです。節電・省エネなどをはじめとした“環境配慮行動”を実践する生活や事業活動における優れた取り組みを表彰し、それらを広く発信することで、CO₂削減及び地球温暖化対策の推進を図っています。

当研究所では2014年の新社屋竣工時よりさまざまな電力使用量削減策を継続して実施し、一連の電力削減活動による成果(光熱費削減分)を再生可能エネルギー購入に繋げる取り組みを行っています。その結果、2019年8月には年間電力使用量の約25%を、更に2020年8月からは100%を再生可能エネルギーで賄い、RE100対応の研究所を実現することが評価され、奨励賞(省エネ貢献賞)をいただくことができました。2019年度は①各実験室の中でも特に電力負荷の大きい3D金属造形室内での温湿度管理(PACエアコンとチリングユニット制御による電力削減)、②全執務スペースにおける空調機器エアハンドリングユニットの高効率加湿モジュール選定による電力削減を行い、29,452kWh/年の電力使用量削減を達成しました。

昨年の台風被害を受け、気候変動による影響を強く実感した川崎市では「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」を制定し、2050年のCO₂排出実質ゼロの達成に向けて市民・事業者との協働・連携を一層推進しており、当社も川崎市の脱炭素戦略に賛同しています。

当研究所は今後も取り組み効果の高い課題の抽出、日々の綿密なモニタリングによる試行を続けて環境に配慮した建屋運営や研究活動に取り組んでいきます。

左から、川崎市 福田市長、日本電産中央モーター基礎技術研究所 羽生、同所長 中山、中村、CC川崎エコ会議 足立会長