モータ用語集

リラクタンスモータ

同期モータの一種で,リラクタンス同期モータとも呼ばれる。これには単相・三相の50/60Hz で駆動するタイプと,インバータと位置センサを使って駆動されるものに分けられる。どちらのタイプもステータ巻線には篭型誘導モータと同じように分布巻を使う。

商用電源用

ロータ構造は,篭型誘導モータの構造とフラックスバリアを組み合わせたもので,(a)と(b)が典型である。フラックスバリアは磁気抵抗(reluctance)が高い磁路と低い磁路を仕分けるためのもので,(a)では凸部の空隙が低い磁路で,凹部分が高磁気抵抗磁路となる。(b)はロータ内部にこの仕掛けを組み込んでいる。この機種では巻線に電流が流れると誘導モータとして起動・加速して同期速度に引き込まれる。同期速度は50Hzと60Hz地域で異なる。

インバータ駆動型

図(c)のようなロータ構造であり,フラックスバリアには導体を埋め込まない。ロータの位置を検出しながら3相巻き線の電流を制御しながら常に同期速度で運転される。回転速度を自然に任せて決まることも,制御することもできる。

ら行 の用語

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