2019年度特集 - 新たな環境戦略への挑戦

3. Smarter Product
~製品の省エネ、低環境負荷化~

SDGs目標7・13への貢献と、
気候変動対策に揺るぎない価値を生むものづくりを加速

世界には電気の通っていない無電化地域で生活している人々が10億人以上いると言われています。そこでは生活に必要なエネルギーの多くを石炭や石油といった化石燃料の燃焼によって得ています。気候変動の原因となるCO2排出を抑制するには、無電化地域に安定した電力を普及することが必要です。その上で、CO2排出を伴わない再生可能エネルギー由来の電力を普及させることが求められます。
日本電産グループはこれまで、エネルギー効率の高いブラシレスDCモータを中心に省エネ、長寿命といった環境性能の高い製品を提供してきました。そして今は、前述の状況を踏まえ、「再生可能エネルギーによる持続可能な電化社会の確立」という未来を見据えた製品の提供に力を入れています。再生可能エネルギーの供給の不安定さを解消する蓄電システム、電気自動車(EV)普及の鍵となる軽量・高出力のトラクションモータ、風力発電機が風を最大限に受け止められるようにするブレードピッチ制御用モータなど ―日本電産グループは今後もあらゆる製品で気候変動の抑制に寄与します。

日本電産が見据える未来と、注力分野

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