サプライチェーン全体における責任

顧客とのかかわり

基本的な考え方

顧客のさまざまな要望に応えるため、QCDSSS(品質、原価、納期、サービス、スピード、差別化)を営業活動の基本姿勢と定め、開発・生産・営業部門が一体となって顧客満足度の向上や信頼関係の構築に努めています。世界中に広がる顧客の要望に素早く応えるため、顧客のそばで開発・生産・販売活動を行う「メイド・イン・マーケット戦略」を実践しています。各地域で市場に密着し、顧客ニーズに即したスピーディできめの細かい対応に努めています。

QCDSSSの要件

高品質・低コスト・短納期を実現するために

ユーザー企業の開発スピードに確実に対応し、高品質の製品を迅速に提供していくために、また、仕様変更にも柔軟に対応するために、日本電産グループでは生産ラインをグループ内で設計・開発することを基本としています。
国内事業所は研究開発機能中心の活動を行い、製品分野別の「技術開発センター」では新製品の設計・開発のために量産ラインを想定した生産ラインを構築し、試作評価を行っています。さらに、「技術開発センター」は海外事業所のマザー工場として、綿密な情報交換を通じ海外生産をサポートしています。 国内外の生産事業所には、品質保証部門を設置するとともに、品質マネジメントに関する国際規格(ISO9001、車載用モータに関してはISO/TS16949)に基づく品質保証体系を構築しています。


国際規格の取得状況

スピード重視の顧客対応

スピーディかつ的確な顧客対応が最大のサービスと考える日本電産グループは、日本、アジア、アメリカ、ヨーロッパの各地域に販売・マーケティング拠点を設置し、市場とユーザー企業との密なコミュニケーションに努めています。お客様との接点で得られた情報は、開発・生産部門へ迅速にフィードバックし、営業・開発・生産の三者が一体となって、技術・製品開発やソリューション提案に結びつけています。

RBAを参照した自社基準に基づく監査の実施

当社グループは認証機関との協働を通じ、RBA※を参照した自社基準( NidecグループCSR行動宣言 )に基づく第三者監査を定期的に実施しています。同監査は当社従業員数が集中するアジア・東南アジアで操業する主要生産拠点を対象としており。2018年度は中国、タイ、ベトナムの11生産工場を対象に延べ16回の第三者監査を実施しました。2018年度の監査結果は以下の通りです。

適合率(2018年度)

労働:79%、 安全衛生:81%、 倫理:83%、 環境:88%、マネジメントシステム:76%

これらの結果を踏まえて、以下のような改善への取り組みを実施しました。

・問題の再発防止策に関する文書整備
・労働時間、賃金体系の最適化
・化学薬品等の取扱いに関する漏洩防止教育の高度化
・労働衛生知識の習熟度向上

その他、タイやベトナムなど様々な拠点において作業の自動化を含む時間外労働時間の削減策の検討、災害対策の強化、現地語による各種ポリシーの策定、安全管理手順書等の整備に努めています。

自社CSR基準への適合率(2018年度)

RBA行動規範の概観

※RBA(Responsible Business Alliance)とは:
RBA(2017年10月にEICCより改名)は、サプライチェーンにおける社会・環境・倫理的課題の解決を目的として設立された団体です。同団体の行動規範は、国際的に認められた主要な基準に基づき、人権の尊重、労働環境の整備、安全衛生の確保、環境保全、企業倫理の徹底、管理体制の充実に主眼を置いて策定されました。

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