環境パフォーマンス

2013年度 環境パフォーマンス

環境保全活動の中期計画と実績

当社は、京都議定書を受けて2004年度から環境重点5項目について3年ごとに中期計画を策定し、一定の成果を収めてきました。2013年度より第四次中期計画(2013~2015年度)を始めています。第四次中期計画では、これまでの対象範囲(ニデック本体及びその海外生産事業所)に加え、M&AによりNIDECグループ入りした子会社のうち日本に本社を置く子会社を追加し、対象事業所を大幅に増やしました。これにより、開示区分の変更と、製品の多様化を背景とする原単位の変更を行っています。また最近の環境保全活動の動向を踏まえ、第三次までの5項目に、電力使用量削減と水使用量削減の2項目を加え、7項目としました。



環境パフォーマンス環境負荷の全体像

当社の事業活動に伴って排出される温室効果ガスの大部分が、電力消費および燃料消費に起因しています。生産活動のほぼ全てを海外で行っているため、海外事業所におけるエネルギー使用方法の改善が、温室効果ガス排出量削減の重要な活動ポイントになっています。



主な環境負荷

  


〈 温室効果ガス排出量 〉
非生産事業所においては、節電対策の継続的実施により、原単位表示及び総排出量の双方で昨年度に比べ削減することができました。生産事業所においては、生産量・売上高の増加により総排出量は増加しましたが、原単位表示での温室効果ガス排出量は微減となりました。

〈 電力使用量 〉
非生産事業所においては、省エネ照明(LED)への切り替えや、空調温度管理の工夫などによる節電効果が表れており、原単位表示及び総電力の双方で昨年度に比べ削減することができました。生産事業所においては、生産量・売上高の増加により電力使用量が増加しましたが、省エネ設備の導入によるエネルギー効率の向上と生産施設の集約化により、使用電力の増加を抑えることができました。これにより、原単位表示での電力使用量は微減となりました。

〈 水使用量 〉
非生産事業所においては、開発センターの新規開設により社員数が増加し、昨年度比で排水総量が増加しましたが、原単位表示では微減となりました。生産事業所においては、生産量・売上高の増加により排水総量が増加しました。原単位表示では、排水設備の改善、水リサイクル装置の導入などの管理強化を通じて、昨年度に比べ削減することができました。

〈 廃棄物最終処分量 〉
非生産事業所においては、分別徹底によるリサイクル率の向上により、原単位表示及び最終処分量の双方で昨年度に比べ削減することができました。生産事業所においても、分別徹底によるリサイクル率の向上や、輸送時の梱包材削減などの取組み効果により、原単位表示及び最終処分量の双方で昨年度に比べ削減することができました。


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