加工事例 - 精密加工機の加工事例 - 小型精密加工機μV1

高精度金型加工の提案(2) 超微粒子超硬合金のダイヤコートエンドミル加工

放電加工による加工面変質層を高品位に除去

  • 加工機 :μV1
  • 被削材 :超微粒子超硬合金
  • 使用工具:R0.1ダイヤコートエンドミル
  • 加工時間:15分
  • 面粗さ :Ra0.024μm

ポイント :

超硬金型部品などの耐久性に影響を及ぼす「放電面変質層」の深さは、極めて薄く、加工面粗さとほぼ同等です。
加工基準面に対して正確な工具のアプローチと、低振動主軸により継続した均一な切込みで、微細な加工を実現します。

超硬材に微細な形状を加工

  • 加工機 :μV1 被削材
  • 被削材 :超微粒子超硬合金 (φ6x35㎜)
  • 使用工具:φ0.5R0.03ダイヤコートエンドミル
  • 加工時間:80分

ポイント :

φ6㎜の素材より削り出した□1.0㎜上に微細な形状を加工。

近年、金型寿命などの向上を狙った超硬材の採用や切削への加工法転換が注目されており、更に精密部品においても部分的に材質の超硬化が増えてくると思われます。
安定した加工精度を繰り返して同一部品を加工するには、

  • 工具長さと径や摩耗を厳密に管理する測定技術
  • 主軸の熱変位抑制や環境温度変化に対しても、機械変形させない機能

が重要となります。

放電レス(電極加工レス)による加工時間の短縮とコストダウン

  • 加工機 :μV1
  • 被削材 :超微粒子超硬合金 (50×50×10㎜)
  • 使用工具:R0.5ダイヤコートエンドミル (ユニオンツールUDCB2010-0700)
  • 加工時間:120分

ポイント :

放電加工において、面粗さを抑え・形状精度を確保するには、電極本数を増やしたり高価な電極材を使用したりする必要があります。
μV1は、プログラムの指令に対して高応答で忠実に駆動し、高い加工精度を誇る機械。
要求精度が高いほど、放電加工と比較すると、効率向上が図れます。

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