ソリューション事例

オーブン用ブラシレスDCモータ

焼きムラをなくしたい、複雑なレシピに対応したい
などの要望を実現した高制御ブラシレスDCモータ

NEEDS
多様な調理モードを実現して幅広いレシピに対応したい
SOLUTION
正確な回転制御・精密な温度制御を可能とするブラシレスDCモータで高機能化を実現

制御性の良さを活かしてオーブンレンジの高機能化に大きく貢献

日本電産が開発したオーブン用ブラシレスDCモータは従来よりオーブンに使用されているACくま取りモータと比較して、小型・高効率・正確な回転制御が可能という利点を有しています。オーブン炉背面の熱風攪拌用モータとオーブン天面の排熱用ブロア+モータをブラシレスDCモータに置き換えることによって、同じ外形サイズで炉内を広げる、もしくは同じ炉サイズで外形をより小型化することができます。さらに、正確な回転制御によって精密な温度制御を可能とし、多様な調理モードを実現できるのと同時に、炉内の温度分布の偏りを無くして焼きムラを防ぐことができます。また、この高効率モータを搭載することで、欧州をはじめ世界各国で進められている家電製品の低消費電力化のトレンドに対応することが可能になります。

従来のモータに比べて回転制御性に優れ、より多彩な調理モードの実現が可能になる。

高温・電磁ノイズ環境下でも誤動作を起こさず、正確な制御を実現

ACくま取りモータに対して圧倒的なアドバンテージを持つブラシレスDCモータですが、制御回路を内蔵しているため、炉内が最大500度にもなるオーブンにそのまま搭載するには耐熱性が不足していました。実機搭載環境において必要な耐熱性を確保するためにCAEを駆使して断熱・熱制御設計をゼロから見直し、冷却用のインペラや実機内での流速を考慮した最適なハウジング構造などを割り出して熱に耐えうる性能を確保しました。またヒータ切り替え用リレーからの電気ノイズなどにも悩まされましたが、回路上の物理的なフィルタリングを行い、ノイズ環境下でも誤動作しないようにソフトウエアにロバスト性をもたせるなど、ハード/ソフト両面で万全の対策を講じてオーブンへのブラシレスDCモータ搭載の実現に成功しました。

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